Nauta = navegante
船員=船乗り
フラメンコの起源はそう古くはない。でもその底流に蓄積された先人たちの創意は限りなく豊かなものとなって形成されて来て今がある。現代フラメンコヘの隆盛を築いて来た歴史上の人々の熱意はその神秘と豊かさを今に伝えてきたのである。ビセンテ・エスクデロ、ラ・アルヘンティーナ、アントニオ・ルイス・ソレール、アントニオ・ガデス……そして現在。
――今――現代を生きる私達はあらゆる智を駆使してフラメンコを吸収し表現してきた。舞踊史に残る興行師ディアギレフもそのレパートリーに加える程フラメンコは魅惑の芸術と言える。
一方、私は1974年(ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア)カナリア諸島で踊っていた時「フラメンコは小島章司を通してフラメンコのインターナショナリゼーションが始まっている。」と新聞に報道されたことがある。世界を見渡せば限り無いフラメンコの広がりが見える。どの国へ踊りに行っても熱狂的フラメンコファンに巡り会うことが出来る。
作品『Flamenconauta』は2018年私達がヘレス市開催のフラメンコフェスティバルで上演したのが始まりである。その作品における経験は、フラメンコの常識を超越したものであり、大きな変化の局面を示すものであった。世界中からフラメンコに魅せられた人々が集い、密な協力のもと、芸術作品を創り上げたことが記憶に刻まれている。『それは芸術を通して世界平和と愛を分かち合えた瞬間であった。』
今公演ではその時のメンバーも招聘し、日本で活躍する次世代のアーテイストにも参加を依頼し、世界の融和とフラメンコの融和が平和に継がる事を祈念しながら舞台創出へと向かっている。
小島章司
日時 | 2025年10月30日(木)17:30開場/18:00開演 |
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会場 | 銀座ブロッサム中央会館 |
料金 | [全席指定] S席/15,000円 A席/10,000円 |
出演者 | 小島章司[バイレ] チクエロ[ギター]、カレン・ルゴ[バイレ]、ミゲル・“エル・ラビ”[カンテ]、ホアキン・ゴメス・“エル・ドゥエンデ”[カンテ]、アルバ・アロ[チェロ]、ハコボ・サンチェス[パーカッション] |
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客演 | 小谷野宏司[バイレ]、ファロリート[出水宏輝/バイレ] |
小島章司フラメンコ舞踊団 | 柳谷歩美、松田知也、山形志穂、鳥坂麗[以上バイレ] |
作・構成・演出 | 小島章司 |
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音楽 | チクエロ |
舞台監督・照明 | 羽賀義博 |
音響 | 増井宏 |
衣裳 | エイム/ナジャハウス |
制作 | 株式会社エストゥディオ コジマ |
写真 | 大森有起 |
チケット購入 | 小島章司公演事務局 Tel. 03-3498-0923/Fax. 03-3498-5442 E-mail: kojima@shojikojima.com |
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